公務員を目指す人に|注意点と勉強の仕方

公務員を目指す人に|注意点と勉強の仕方

安定性から人気の公務員ですが、その採用の方法はどのようなものでしょうか。実は民間企業の採用とはかなり様子が異なります。

 

公務員試験を受けるかもしれない、と考え始めたら、すぐにでも調べて対応を考える必要があります。

 

試験の時期に注意

 

公務員試験の受験申し込みが始まるのは4月、試験は6月頃に集中しています。

 

複数の公務員試験を受ける場合は試験日が重ならないか確認が必要です。

 

また、民間企業の採用日程はこれより早くスタートしています。就活の日程はこのところ試行錯誤が続いていますが、2017年の例で行くと、6月頃には内定が出始めることになります。

 

ところが、公務員の内定が出るのは8月ごろから。民間企業と併願する人は、そのことも意識して計画することが必要です。

 

受験資格にも注意

 

日本国籍を有する者、執行猶予中ではないこと、専門職の場合その資格を持っているかあるいは取得の見込みがある者、などといった条件が指定されています。

 

警察官などは体格や視力などの条件もあります。

 

その他に、年齢制限がある場合がほとんどです。ただし、社会人経験のある人に対し、中途採用を受け付けている場合もあり、その場合は年齢制限が普通より緩やかなことがあります。

 

合格イコール採用ではないこと

 

公務員試験の場合、最終試験に合格すると、「合格者名簿」に登載されます。しかし、名簿に載ったからといって必ず採用されるとは限りません。

 

基本的に名簿の登載順(つまり成績順)に電話がかかってきて、採用の意向や勤務場所の希望を聞かれたりすることになります。そこで初めて内定がでるのです。

 

4月まで待って、この連絡がなければ諦めることになります。でもずっと待っているのは大変ですね。

 

試験に合格した時点で、その年にどのくらい採用があるのか問い合わせたり、自分の名簿登載順位を聞いたりしておくと安心です。

 

国家公務員一般職の場合は、オンラインで「採用してほしい」という意向を登録するシステムがあります。また、一次試験に合格したあと、希望する省庁があれば訪問しておくことも必要です。

 

県職員などは合格者イコール採用という所もあるそうですが、省庁や職種によっても事情は異なります。

 

事前に調べたり、問い合わせを行ったり、できれば、一次試験に合格したらすぐに高校の先生や大学のキャリアセンター、専門学校の教務課などに報告して、その後どう動くべきか相談することをお勧めします。

 

まずはペーパー試験

 

公務員試験の科目は教養試験、専門試験、面接、論文といったものがあります。専門職の場合は、これに実技が加わるものもあります。

 

細かい部分は省庁や自治体によって異なりますが、1次試験が教養(専門が加わることも)、2次試験が専門と論文、3次試験が面接・・・

 

といった形で順次合格者が次の試験に進みます。まずはペーパー試験(教養試験はたいていマークシートで、専門試験や論文では筆記試験)から始まります。

 

例えば、国家公務員の総合職、一般職で行政職の場合、1次試験では数的推理・文章理解・自然科学・人文科学・社会科学の教養試験と、行政・法律・経済の専門試験があります。

 

地方公務員の大学卒業程度の採用試験もこれに似たものとなっています。従って、これらの対策をしておけば、日程がかぶらない限りどちらも受験が可能といえます。

 

数的推理、文章理解、という科目は公務員試験に特有なものですが、パズルのようなもの。

 

知能テストに似た感じの内容なのですが、問題集を買ってきて繰り返し解くことでコツをつかんで力を付けることができるでしょう。

 

教養試験、専門試験についても問題集で勉強していくことで、力を付けることが可能ですが、早めに対策を始めないと、合格の基準に達しません。

 

一般職の場合、標準的な大学生レベルの問題ですが、総合職の場合はかなりハイレベルといえます。

 

大学で公務員講座が開設されているところもあり、1年時から取り組む人もいます。そういう環境がない場合は、公務員対策を行っている専門学校に通うのも一つの方法です。

 

論文試験に関しては、普段から多くの文章を読み、自分の手で書くという練習を積むことが大切です。

 

新聞などをよく読み、特に自分の志望する職種や自治体、行政のありかたなどについて、自分の言葉で語れるようになることが理想です。

 

自分の手で書く、というのは、試験の際は鉛筆で書くことが求められるから。スマホやパソコンに頼らず、誤字のないように書くためには、手書きでの練習がおすすめです。

 

実技と面接

 

実技についても、試験を受ける可能性があるなら、すぐにでも調べて対策を行う必要があります。警察官の体力テストや保育士のピアノなど、早めの対策が必要ですね。

 

面接については、志望動機や大学生活、配属の希望などオーソドックスな質問が多いようです。

 

集団での討議やプレゼンテーションなどが求められたりする民間企業の面接と比べると、ストレートな例が多いといえます。

 

自分なりになぜ公務員を目指そうと思ったのかきちんと整理しておく、勤務先となるところについて十分に調べ、仕事内容についてしっかりとしたイメージを持っておく、大学生活で何を学んだのかエピソードを交えて語れるようにしておく、など、基本的な面接の準備をきっちりと行っておきましょう。